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“ビットコインって何? ピザと一緒に買えるかしら?”
スポーブロガーのDave Portnoy氏が、彼がビットコイン投資家として上げたビデオ内で述べた言葉であるが、それに対してネットの真理を突くようなコメントがついた。”デジタル通貨”として流通しておりますが、実際のところ今日では全く使い物になりません。
つまそのビットコインが使用可能な店に出会う確率はほぼないでしょう(本気でそれを使いたい場合の話ですが)。
しかしながら、エンジニア達がそれについて何もしていないわけではない。現在のビットコイン技術の発展において最も注目されているのがこのライトニングネットワークだ。
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ビットコインで運営できるソフトを開発するよりも(これが非常にめんどくさい)このネットワークは、現在のテック技術の上に新たな層を設置し、それにより通貨の移動がより安く、早く、しかし依然と変わらずブロックチェーンによって守られた環境で行うことを可能にする。
2015年頃に既に提唱されて以来、徐々に改良され、最初は一枚のホワイトペーパー(取説のようなもの)だったものからより進んだプロトタイプへと進化してきた。
しかしながら、この技術を実際に使って取引できる未来がもうすぐだと予測できたのはごく最近のテストによってであった。そこには長期的な見通しや、様々な批判的視点があった。
ライトニングデスクトップアプリ”Zapp”技術者のJack Mallers氏はこう語る:
”公で実際のお金を使用したテストを行える段階まであと少しといったところですが、ビジネスに取り組める段階には未だ達しておりません。”
ライトニングネットワーク技術の実用化まで、何が課題となっているか、エンジニアたちはいくつかの点を挙げている。
まず、ライトニングネットワークのトランサクション技術をユーザーが実際に扱うことのできるソフトの普及だ。つまりこの技術を解禁した後、実際の使用に関してどのように事が運ぶのかをチェックする必要がある。
”近い将来、この技術における問題点の多くは”実際の場面で活用できるか?というものになるだろう”
Swiss university ETH Zurich大学のCornrad Burchert氏が語っている。
Cornrad氏は続けて、実際にライトニングネットワークが稼働しても、
”ネットワーク構造を如何に正常に保つかなど今後新たに浮上する問題に対処していかなければならないだろう”
と語る。ユーザーのミスでトランサクションが停止したり、取引をもっと自分好みのやり方で行いたいと思うユーザーが現れる可能性もある。
”金銭的な取り決めを新たに設置する場合は、それがちゃんと安全かどうか証明したくなるでしょう。その為我々は現在セキュリティに関する様々な努力を行っているのです”
主に技術面を担当する、立ち上げグループの一人であり、Lightning LabsのCEO兼共同企業者であるElizabeth Stark氏はこう述べる。
Mallers氏は、ライトニングネットワーク技術が広く普及する前にそれらの技術的問題点を解決しておかなければならない、と彼女の言葉に同調した。
”これらの問題点すべてを解決して初めて、実際の企業にこの技術を勧めることができるのです。”
彼は加えてこう語る
”その為に、更なるエンジニアが必要なのです。”
Stark氏はこれに賛同し、またその技術の可能性に反し現在取り組んでいる技術者は驚くべき程少ないことを明かした。
”我々にはもっと時間が必要です、、、ライトニングネットワーク技術発展に取り組んでいる正規社員は10人にも満ちません。プロトコルを立ち上げるもっと多くの技術的援助があれば、事はスムーズに動くでしょう。”
ライトニングアプリを更に使いやすくするもう一つのキーワードである。
支払い方法としてのライトニングネットワークをサポートするアプリがすでに登場していることは素晴らしいが、いまだその複雑さは否めない。
現在も多くのワイヤーが露呈した状態である。ライトニングデスクトップアプリのZapは、ユーザーにパソコンのノードを設定し、IPアドレスと繋げることを要求している。現在のマネーアプリのように、このような技術面での詳細をユーザーから隠しているものとは全く別のものだ。
”いつかワイヤーは見せないように工夫されるでしょう。”
とmallers氏は語る。彼曰く、ZapはいずれVenmo(少額の金を知り合いに送金できるアプリ)と似たものになり、最終的にネットワークをみる事が電話で連絡を取ることと変らないものになるだろう。
彼は、既にこのことが起こっていると述べる。
”アプリ技術者の間でもっともよく知られたLNDと呼ばれる技術は、最近、ユーザーが預金をする際送り主と受け取り主間のチャンネルが自動的に作られるような特徴をもっている。それによって、ユーザーは全てのことを理解する必要がなくなるのである。しかしながら、それが今すぐ可能になるわけではない。幼児のようなステップだ”
と彼は続ける。
”現段階では、ライトニングネットワークはユーザーの技術を求めるものであるが、徐々にしかし確実にこれらを取り除いていきます。そして最終的には支払い・受け取りといったシンプルな構造にします。”
”ライトニングネットワークが世界を変え続ける限り、それは1、2年で形に出来るでしょう。”
ここで疑問を投げてみたい。
”本当にユーザーはビットコインを使用したいのか?そこでより速く安いライトニング技術を使ってみたいのか?”
ビットコイン技術者のAlphonse Pace氏は、この技術が”ネットワーク効果”を起こせるかは挑戦的であろうと考えている。この効果とはつまり”他人が使っているから使いたい”というような動機になる効果のことだ。
ならだれが最初に導入するか?
”これがチキン・エッグ問題なのです。財布はそれを使いたがっている人にお金を払ってほしいですが、その人はその財布にお金を払う手助けをしてもらいたいのです。”
Pace氏はこう説明する。
ライトニングアプリHTLC.meとYallsの技術者であるAlex Bosworth氏は同じような問題について語る。
”ブートストラップの問題も幾分かあります。お財布に呼びかけるアプリと逆にアプリに呼びかけるお財布も必要なのです。また、もしビットコイン取引が(ライトニング技術により)他の一般的なアプリ、例えばApple payなどよりも更に速く安くなっても、ユーザーは始めは使用を慎重に吟味するだろう”
と彼は考える。
”もし普通の人にどのように支払いをしたいか聞くと、恐らくApple payで払うと答えるでしょう、何故ならそうやって今までやってきたからです。”
話の最中、ライトニング技術者はこれらの壁は乗り越えれると話していたが、それでも時間はかかるだろうと考えている。
これらの問題を取り除くには時間がかかるであろうが、技術者の多くは楽観的だった、というのも彼らは、ビットコインを将来的に使用しやすい支払い方法にするという目標を、ライトニング技術は後押ししてくれると考えているからである。
”ローマは一日にしてならず。また、どちらもコンピューターやネットではないため、一般の層にとどくのは何十年もかかるだろう。”
Mallers氏は、
”ライトニング技術があれば、我々が互いにするお金のやり取りを一日二日単位で送ることが出来ます。”
と述べている、しかし、技術者がそれを達成するまでいったいどのくらいかかるのか、現実性のない予測を我々は立てているかもしれないとも彼は語る。
”(エンジニアに向かって)ゆっくり自分のペースで進めてくださいね、お水、飲みますか?-こうあるべきなのに現在のコミュニティは、”明日にはできるよね?”―ユーザーはライトニング技術の出来上がりを急いて考えているように思えます。”
Bosworth氏曰く、
”ライトニングネットワークはWWWでメールを送るようなものです。時間を要しますが、成長すればするほど、よりよいモノにものになります。”
加え彼は、彼の父Adam Bosworth氏が、ちょうどインターネットが人々の手に渡ろうとしているその時に、技術班を率いて1995年の最初のウェブブラウザを開発したことについて語った。
”その当時の興奮を覚えています。何故ならちょうど全てのチャンスがウェブブラウザから転げ落ちようとしていた時だったからです。”
参照元
https://www.coindesk.com/lightning-bitcoin-scaling-tech-really-know/